11月 1日(土)晴れ 権現岳(1104)〜鉾ケ岳(1316) 西頚 能生町(現糸魚川市)
 
権現岳遠望  

 
☆コースタイム☆
7:15 駐車場 → 7:25 登山開始→ 7:55/8:05 白滝 → 8:15 ワラジ脱ぎ → 8:45 胎内くぐり → 9:35 白山奥社 → 9:45/10:00 権現岳山頂 10:45/10:55 トッケ峰 → 11:30/12:15 鉾ケ岳山頂→ 12:55/13:00 トッケ峰 → 13:45/13:50 権現岳 → 14:35/14:45 胎内くぐり → 15:15 ワラジ脱ぎ → 15:25 白滝 → 15:45 登山口 → 15:55 駐車場

2名

 
 車で上越方面に向かうと、南葉山右奥に見える山。南葉山より早く白くなりいつまでも白い山。それが権現岳と鉾が岳だ。 晩秋の好天日、この山々に登ることとした。 柵口(ませぐち)集落から権現岳登山口に向かう。


水・・・ないんですか

クサギの実

紅葉
 登山口は2/10。2合目ということか。果たしてどんな区切り方をされてるのだろう。さあスタート。紅葉は今が盛り。 「この先、水場なし」という案内板が。ありがたいけどがっくりだなぁ。


見えるのは柵口集落

胎内くぐり、入ります!

白山奥社
 白滝を過ぎると「ワラジ脱ぎ」。ロープ伝いの急登。いやー、ここの下りはツラそうだぞ。内心ビビりながら登る。
胎内くぐりに到着。巨岩の中に入り登るのだが、大丈夫かなぁ。入れるの?と入る前は不安もあったが薄暗い岩の中をペンキを頼りに登りなんとか脱出。ふう。
 もうちょっとがんばると白山神社の奥社が。祠に手をあわせる。かつてはここで盆踊りをしたそうだが、ここまで登って来るのも大変だったろう ・・・とも思うがそれだけ信仰が身近であり強いものだったのだろうな。
が、登りはじめた所で岩につまずき脛を思いっきり岩に打つ。痛ってぇ〜〜〜〜なんてもんじゃない。腕時計の面にキズをつけてしまった。
うう、なんのバチ?痛さをこらえ尾根道を歩く。


よし、がんばるぞ

ナナカマド赤く

権現岳からトッケ峰〜鉾が岳

権現岳山頂

トッケ峰は8合目
 道標の「あれが権現山頂だ」との励ましに踏ん張り山頂着。ここで大休止。方向板もあるし展望を楽しむ。火打・焼山方向は逆光&雲。
トッケ峰、鉾の稜線。あそこに行くんだな。


鉾ヶ岳山頂

はい、疲れました…

下る最中左手方面。谷は続く。
 トッケとは「突鶏」と書くらしい。どういう鶏だ?トッケ峰から鉾ヶ岳に到着。避難小屋がある。 中に入ってみたがなかなかちゃんとしている。ここでお店を広げ栄養補給。
山頂で一緒になった2人組のグループは往路を下るか新道コースを下るか迷っていたが結局新道コースを使うとのことでそちらに向かった。 うちらもどうしようかとすこし迷ったが結局往路を下ることにする。

 権現岳まではいいのだけども、そこから先が・・・。
 登りの時点で「ここを下るとなると…」と思っていただけあって、べりーわんだほー!!(笑) おまけに落ち葉がすごくて足場が不安定なのなんのって。滑んじゃないかとビクビク。ただでさえ遅い下りに拍車がかかる。 のろのろよたよたとようやく下山。
「おつかれさまでした」の道標に「疲れました・・・」と一言。


権現岳の山容

万年雪こんなに

権現岳見る向きを変えて
 そのあと万年雪を見に行く。まだ雪も降っていないのにこの雪の厚さだもんな。冬はどんなもんだか。雪崩を方向変更させようとしたりいろいろとあの大雪崩以来対策は打っているんだろうが。 とにかくあの時のような大雪崩は再び起ってほしくない。
 柵口集落の慰霊碑に合掌。1986年1月26日集落が眠りについたであろう午後11時ごろ、権現岳中腹で発生した表層雪崩。 ふもとの11世帯を襲い13人が犠牲になったあの出来事。
 翌朝の新聞の見出しに、自然の威力と人間の無力さを思い知らされその様を想像し涙が出たあの雪崩。雪に苦しめられてきたこの集落がこれ以上苦しめられることのないように祈る。

 そのあと、柵口温泉「権現荘」で身体を温め疲れを癒し帰宅した。

権現岳の地図はこちら(yahoo) →

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