一月ぶりの登山である。海谷山塊はその風貌からも以前から気になっていたのだが、ようやく念願かなって来ることができた。
先日ここの登山口の偵察に来ていたので道もスムーズ。海谷山峡パークのオープンも間近で駐車場も周辺の建物も整備されている。ここに車を置き登りはじめる。
ロッジ駒ケ岳までは平坦な林道。(車入る道だしな)コゴメがみょーんと葉を伸ばしている。今ごろがここの山菜のシーズンらしい。山菜採りも見かけた。
ロッジからちょっと行くと涸れた沢に出る。ここも雨が降ると沢になるのだろうか。石を渡ってとっつく。なかなか急である。ここでちょっと休憩。女性の単独行の方が追いつき言葉を交わしたあと先行させてもらう。ハシゴの先は結構急。
ちょっと危ないかな。・・・とシラネアオイがお出迎え。ここがテラスだ。ちょっとほっとし先に進む。またまたハシゴが・・・沢で水を飲み、呼吸を整え登りだす。
天狗の庭を過ぎ急登急登急登・・・しかしガイドブックに書いてあった金玉スクミ、どんなに急かと思ったら難なく過ぎてなだらかになる。さっきとはうって変わってブナの原生林。ここがブナの泉だ。冷たい天然水で喉を潤す。「うんめぇぇぇぇぇ〜〜〜〜!!」
ようやく尾根に出る。ちらちらと山が見えてくる。コブシ?タムシバ(相変わらず区別がつかない)、ムラサキヤシオツツジなどの早春の花がもうすぐ山頂だよと教えてくれる。
そして山頂。何等か読み取れない三角点(三等だった)と祠がある。雨飾山がすぐそこに。白馬岳は山頂がガスの中。焼山も見える。別ルートからの単独行の人が先客。お昼食べて、ちょい横になって…(山頂の昼寝って気持ちいいもんだね)。
雨飾までの縦走ルート、ちょっと行ってみる。シラネアオイとイカリソウ、イワカガミなどが見られた。
そして下山。ブナの泉で甘露ぐびぐび。それから金玉スクミ〜天狗の庭は急登の分だけすべるように下りる。
テラス付近でちょっと遊んで(おみやげゲット)ハシゴ下りて涸れ沢歩いてロッジを過ぎ駐車場へ。結局登りで会った人には会わなかった。途中で引き返したのだろう。
駐車場は海谷山峡パークオープニングイベントの準備が始まっていた。地域の絵手紙クラブだろうか、歓迎の看板がでかい絵手紙になっている。
作品もいっぱい掲示されていて一枚一枚拝見させてもらう。素朴な味わいに心が温かくなった。
その後、他の登山口を確認したりとちょっと寄り道。そして名立のうみてらすで風呂と夕食を食べて帰宅した。
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