2002/04/29 南葉山  
4月 29日(月)晴れ曇り 青田南葉山(949m) 上越市
 
キャンプ場から見た南葉山  

 
☆コースタイム☆
10:50 自宅出発 → 11:10 ロッジ前駐車場 → 11:20 登山開始 → 12:15/12:30見晴らし台(小休止) 13:00/13:40 → 14:55ロッジ前駐車場着 → 15:55自宅着

2名

 
 みどりの日、好天である。まあまあ空気も澄んでいるので遠目も利きそうだ。
最近は里山さわぎばかりで、こういう登山をしていない。それもあって急遽南葉山に行くこととなった。
ここは自宅から近いので行きやすい山である。キャンプ場があるため中腹まで車で上がることもできる。
車で林道を上がっていく時、昼近かったので空腹でもあったし微妙に寝不足気味でちょっと車酔いしかけるが駐車場に車を置き登り始める。

 キャンプ場付近は早春の訪れ。カタクリ、山桜、コブシが咲くうららかな春の日差しの中、のんびりとハイキングしている人たちがあちこちにいる。
積雪のため、木がまだ寝ている個所もあったが、しばらくは開けた気持ちのよい道。ギフチョウがあちこちでひらひらと飛んでいる。これはカンアオイがあるに違いないと、道のふちを見ながら歩く。
3月中頃に里山でギフチョウは見かけたもののこの植物を見つけられなかった(長岡の雪国植物園では見たが)から尚更見てみたかった。
シクラメンのような葉を捜しながら登ると、あった〜〜!咲いていた!これが自生のカンアオイか〜〜。感動。相方はなんでこんな地味気な花を見たがるのかわからない様子。そりゃそーかもしれんな。でも、この地味というかグロいというかなんといっていいかわからん花、なんか惹かれてしまうんだよ。

 雪の上や、雪どけのぬかるんだ道(結構急登である)を登ると6合目の水場である。ここで喉を潤しもう少しがんばると7合目の見晴らし台に着く。 高田平野が一望に見渡せるここで軽く食料補給。結構空腹を感じていたのでパンをほおばる。

 ここからはほとんど頂上なのだが、だらだらとした登りである。ブナが林立する中を歩く。
木の周りの雪は融けているけれど、まだまだ残雪はある。でものっぽのブナは、すでに瑞々しい葉を広げている。
梢に耳を当て木の中の音を聞いてみるけれど、水を吸い上げる音は聞こえなかった(どこかで、ブナの活動盛んな頃は木から水を吸い上げる音がすると読んだのだが、あれは芽出しの頃なのだろうか)。

 残雪の中ざっくざっくと進むと、開けた場所に出た。ここが山頂だ。以前秋に来たとき、ここは木が大きくなっていて展望が利かずがっかりしたものだが…今は木も雪の下になっていて妙高三山、大毛無山もよく見える。
相方が単眼鏡でARAIのスキー場を見れば、ゲレンデを降りるスキーヤーが見えたそうだ。(自分も見たけどわからなかった…) ビールで乾杯し、カップラーメンとパンを食べ一休みしてから下山する。登りと違い、急坂のぬかるみなのでちょっと気をつけて下りたが、全体的には明るく気持ちのよい山行だった。

 思ったほど登山者はいないようで、山頂・見晴らし台・行き帰りで会った人は20名ほどだろうか。 以前ここに来た時は、木々はうっそうとしてなんとなく暗いし、急登の道はコケが生えていてよけいに滑り下山が大変だったためあまりいい印象を持てなかったのだが、今回の山行でそのイメージが払拭された。

 駐車場を出てから、林道でコゴメがないか見たりして寄り道をしてから林道を下ったのだが車酔いしてしまい、完全グロッキーしてしまった。とほほ。

南葉山の地図はこちら(yahoo) →


クロヒメカンアオイ?

コシノカンアオイ(にしては開口部が狭い?)

雪が織り成す造形美?

妙高山

山頂の祠in snow

新緑ブナの中

BACK



アクセス解析 SEO/SEO対策