相方の職場の有志で山に行くことになっていた。
一緒でも構わないというので同行させてもらう。
新津で合流して磐越道を一路会津に向かう。
皆は天元台からロープウェーとリフトで登ることになっていたが、せっかくだから別ルート(白布峠口)から登り、上で合流することにする。白布峠の駐車場で途中下車し
天元台の駐車場まで車を持っていってもらう。
歩き出して5分くらいの所で、ネジバナが1輪咲いていた。こんな時期に珍しい。
しばらくはだらだらと上り下りを繰り返す。高度はあまり稼げない。そして前日までの雨で道はよくない。
それでも赤くなったナナカマドの実やウルシの葉が秋を演出している。
湿地保護のための迂回路(新道)を通る。ここからは登りだ。林の中の道は更に悪くなる。ごろごろした石、滑りそうな石苔、水溜まり、そこから流れ出す水、そして当然のぬかるみ・・・
メガネは曇るからと外して登ったので尚更足元がおぼつかない。途中どこかにストックの先を落としてしまったようだ。がびーん。ゴミを残してしまったよ〜。
それでも次第に第一の頂上、西大巓に近づいているのはわかる。木々の間から覗く空がまぶしく感じられる。(しかし数回だまされてしまったが)
ようやく西大巓についたのは12時だった。予定では最高点に着いてたはずなのに。借りたケータイで連絡を取ろうとするがなかなか通じない。連絡はあきらめこのまま進む事にする。
空腹を感じたがもうちょっとガンバロウとザレっぽい道を下る。せっかく登ったのにもったいない。その分また登らないと。
全体的な雰囲気は魚沼の笹原の山って感じ。花はリンドウ、秋だねぇ。
そしてまた林の中の登りかえし。また道も悪くなる。皆ぬかるみを避け外側へ外側へと逃げながら歩くので、植生等問題ないのかなと感じた。じき木道に出る。避難小屋があったが寄らずに
進む。覗いてきた同行人に聞けばトイレもありなかなかいい小屋だったとのこと。
空腹感が更に強まったがいい場所がないので我慢。木道を過ぎ、また登りだす。別組がいて同行人が立ち止まってたのですれ違いかなとも思うがどうしたかと聞けばここが最高点とのこと。へ?ここが??
木々に囲まれ、展望まったくなしのここが?(たしかに展望がないとは聞いていたが)標柱が山頂ということを自己主張しているが地面だけ見て歩いていたら、絶対気付かず通過してしまいそうだ。
とりあえず記念撮影。聞いたところではこの先もあまり道はよくないとの事。とほほ・・・と思いつつ進むとばっと視界が開け岩場に着いた。天狗岩だ。
ここでお昼を取ることにする。やはり紅葉はまだ早いようで黄色がぽつぽつってな具合だ。そしてここで無事に皆と合流できた。相手のケータイは「圏外」だったという。どおりでつながらないわけだ。
会社が違うとそーいうもんなのか。皆は既に昼食も終わっていたので、ちょっと急いで食糧補給。
そして移動開始。ビールも急いで飲んだせいもあって足が進まない。またみんな早いんだ。下り、ただでさえ苦手なのに。
大凹水を経て人形石へ。ある方向から見ると確かに人の顔が2つ並んでいるようにも見える。ここも開けているのでお店広げるのによさそうな場所だ。
石ゴロンな道をよたよた下るとリフト場に出た。スキーの場合は登りだが、この場合は下りだ。リフトで下りる機会もそうないのでユカイだった。速度がゆっくりだったので、ちょっと眠くなってしまったが・・・。
下にはヤマハハコがたくさん咲いていた。
3つのリフトを乗り継いで着いたところはアルプ天元台。ここでの今の花のガイドではネジバナが盛りと出ていて驚いた。
初夏の花なんだけど…? まぁそれはさておき、ここで汗を流す。お風呂(シャンプー・ボディソープあり:300円)は貸し切り状態でグッドグッド。最終のロープウェーに乗って駐車場へ。そして帰路に就く。
車で急激に高度を下げたからか、はたまたぐねぐね道だからか、頭痛とともに車酔いで具合が悪くなってしまった。情けない。
磐梯山SAで軽く夕食、ということになったがあまり食欲が出なかった。(食べないと悪いので一応腹に入れたが)新津で皆と別れ新潟に戻る。
西吾妻山の地図はこちら(yahoo)→ ☆