2000/05/21 粟ヶ岳  

 5月 21日(日)雨→曇り 粟ヶ岳(559m) 加茂市
 
小屋での大宴会 
 

 
☆コースタイム☆
新潟 5:10 → 駐車場・出発 6:10/6:30 → 8:30 → 休憩 10:30/10:40 → 権ノ神 10:55 → 分岐 12:10/12:15
→ 避難小屋 12:40/15:55 → 三合目 17:00/17:15 → 水源地 17:45/17:58
9名)

  前日にH名さんから電話がある。「雨の予定で来て(粟の小屋で宴会)」そして翌日、予報通り予定通り雨。新津に入った頃は雷雨。いったいどうなるんだ。これでホントに登山するの?と不安になる。加茂の水源地で本名さんの車に同乗させてもらい登山口へ。雨は穏やかになったが相変わらず降り続いている。ここで皆と合流し荷物分担、そして出発。ちょっとした沢沿いを歩くがここでワラビ、ミズナを採るSさんたち。その後はつらつらと登りである。めがねに雨が当りおまけに曇って視界が悪い。あーこういうコンディションの日はコンタクトにすればよかった。

休憩時にパンツが長靴の中に入っていなかったので直そうと靴を脱ごうとしたら長靴についているものが。これが・・・もしかして・・・ヒル?と認識するのにさほど時間はかからなかった。「ヒル!」と知らせる。皆ヒル騒ぎ。ついてるかどうかチェックし合う。ヒルの襲撃から逃れるように登る。途中のタケノコ林もヒルを避けて採るのもそこそこに。ようやく残雪がありヒルの心配がないところまで登る。ここでアンニンゴ(ウワミズザクラ)のつぼみを収穫。Hさんの果実酒用だ。ヒル最終チェックと長靴を脱いでみればパンツに血が転々と。やられた。
でもしかたないか。血を吸われる時は吸われると、まともにチェックしなかったんだもんな。
高度が上がるに従ってネマガリタケはまだ出ていない。急登、また雨。ひでー・・・誰だよ次第に天気よくなるって言ったの。空に向かって恨み言のひとつもいいたくなる。
コシアブラの若芽を採るのは目利きの皆に任せた。ひたすら登ろう。やはり上はまだまだ春が来たばかり。カタクリ、マンサク、エンゴサク、早春の花のお出迎え。
最後の急登を越えれば粟頂上への分岐、ふー。さすがに今回は頂上に行く人はいない。小屋での場所確保のため先に行くが、何とこっち側の稜線は降らなかったようで、雨具上下、ぬれねずみなカッコの自分が頂上へ向かう人たちとすれ違う度恥ずい。

小屋で場所を確保したあとはタケノコの皮をむいたり、天ぷらの準備をする。続々と皆が到着。小屋で落ち合う予定だったSさんとも無事合流し大宴会の始まり。手作り料理の数々。みんなはつめだよな。本当。

他の登山客にも振舞い酒ならぬ振る舞い天ぷらをしたり、そうめん不慮の事故(ザル代用の網の底が熱湯と麺の重さで抜けてしまった)もあったが大変盛り上がった。普段なら考えられないような時間に下山開始。ま、今は日が長いしね。5合目で待っててくれたSさんのご主人とも合流。下山してから加茂・七谷のお風呂で雨と汗を流す。ここの大広間で何回目かの宴会が始まったが、途中で退散させてもらう。ホントにみんな酒豪なんだもんな。 今回の縦走はヒルと雨のダブルパンチ。印象に残る山行だった。

粟ヶ岳の地図はこちら(yahoo) →

思えばこれがH名UDZ氏と同行できた最期の登山だった
カメラのレンズが曇っていたためまともな写真が撮れずほとんど削除してしまったことが悔やまれる。合掌。
 

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